2010年11月02日

コーヒーの保存法。

コーヒー豆は焙煎した直後から炭酸ガスを放出します。ピークは1〜2日程度ですが以後も少しずつ放出は続き、序々に空気(窒素・酸素・水蒸気等)と入れ替わってきます。酸素と水蒸気があるとコーヒーの成分は酸化が進行します。あまり酸化が進むと味が劣化します。

以上は豆の場合ですが、粉にするとその時から急に炭酸ガスが放出され始め、酸化の速度は速くなります。

そこで粉の場合の保存法:なるべく密封して冷所に保存する。数日ぐらいで使い切る。そのためには
少量ずつこまめに購入する。また日にちを置くときは、その分だけ早めに冷凍しておく。といったことが考えられます。

やはり挽いてすぐに淹れるのが一番です。

豆の場合の保存法:豆の場合も少しづつ酸化しますので、粉と同じように保存しますが、1週間ぐらいは冷凍しないでも充分です。1週間以後に飲む豆は買ってすぐ冷凍すれば、3週間はよい状態を保てます。ただし解凍せずに袋をあけると結露し、湿気を含み以後酸化が早くなりますのでご注意をする必要があります。
posted by kakurenbou at 18:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 珈琲のいれ方ガイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく読んでいます。豆の保存には常に気を使います。多く買った時は冷凍します。凍ったまま挽いて飲めばほとんど劣化を感じませんが、袋ごと解凍すると、その後の痛みが早い気がします。これはやはり、ブログにあるように結露のせいなのでしょうか。それとも一度冷凍したものは、解凍させるとあまりもたないものなのでしょうか。肉や魚のことを考えると後者もあり得そうですね…。
これまでの長年の経験で何か気づかれたことはありますか?
Posted by 瀧本 at 2010年11月04日 21:06
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